めまいの漢方薬

めまいの漢方薬

突然目がくらみ、その場にうずくまってしまうめまい。病院に行っても、はっきりと原因がわからず、何か大きな病気が隠されているのではと考えると、怖くなることも…。めまいが頻繁に起こるようなら、漢方薬を試されてみてはいかがでしょうか?



めまいに良いといわれる漢方薬に、「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」があります。半夏白朮天麻湯は、めまいや頭痛、胃腸虚弱、手足の冷えなどの症状に用いられる漢方薬です。使用されている生薬は、名前にあてられている「半夏・白朮・天麻」以外に、茯苓・沢瀉・黄耆・乾姜・人参・陳皮・黄柏・麦芽・生姜と、多くの生薬が入っています。“半夏(はんげ)”には、胸のつかえや吐き気をおさえる働きがあり、“白朮(びゃくじゅつ)”には利尿作用が、“天麻(てんま)”には鎮静効果があります。半夏白朮天麻湯の適応証は、虚証(体力のない人)向けの漢方薬です。



「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」は、めまいや立ちくらみ、動悸・息切れなどの症状に用いられる漢方薬です。苓桂朮甘湯に使用されている生薬は、茯苓・桂皮・蒼朮・甘草。4種類の生薬の1字ずつを取った名前が付けられています。“茯苓(ぶくりょう)”には利尿、鎮静作用があり、“桂皮(けいひ)”は体をあたためる作用、“蒼朮(そうじゅつ)”は体内の水分循環をよくすることでめまいを改善します。苓桂朮甘湯の適応証は、虚証(体力のない人)向きです。



漢方薬では、めまいがある場合に“水毒”を疑います。この“水毒”というのは、体内の水分の代謝異常を指します。体内の水分循環をよくするために、茯苓や蒼朮などの生薬を使用します。“甘草”はいろんな漢方薬に入っていますが、副作用を緩和する目的で入れられているようです。それぞれの生薬の成分が働きかけて体質改善をするというのが、漢方薬のすばらしいところでしょう。



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